「アートの中のわたし、、わたしの中のアート」 作家紹介①
今日家の近くでさるすべりの花が咲き始めていました。いよいよ梅雨明けでしょうか?
展覧会に先駆けて、出展作家を紹介していきます。
第1回目は山田周平さん。
今回出展してくれるのは、女性のポートレートと、同じ人が金髪・サングラスをつけたポートレートを交互に映像で見せる、シリーズ《Camouflage》です。
バカバカしくなりそうな金髪・サングラスという変装アイテムですが、音もなく普通のポートレートと交互に映されると、そこには恐ろしいほど静かな時間が流れ出します。
作品のアイデアは、海外旅行をした際に、「サングラスの似合わない日本人と、それをかけたときの匿名性」に興味を持ったことに始まるそうです。撮影はモデルの地元や思い入れの深い場所で行われ、本来土地とモデルは深く結びついているはずです。しかし“変装後”には、モデルはそこから切り離されて、宙吊りにされます。
唐澤、ワシダ共にモデルをやらせてもらいましたが、とても面白い経験でした。
”変装後”は、自分が見る周りの景色はなんら変わらないのに、周りから見れば私は全く違う人間になります。というより、ほとんど私ではなくなります。自分の自己認識と他者の自分に対する認識がズレるのは、奇妙な感覚でした。
現在山田さんは、シリーズを100人撮るためにモデルを募集中です。お礼などを差し上げることはできないようですが、経験者として言えば、オススメです。
関心のある方はコチラまで。
[からくりプロジェクト 唐澤茉也]
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